私は多汗症?多汗症は治せる!最前線の多汗症治療

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1.私は多汗症?多汗症とは?

多汗症の症例です。テストを受けようとすると、手のひらから汗がポタポタ落ちて、テスト用紙が濡れてしまう。多汗症は自分ではでどうすることもできない。もう多汗症の自分がみじめで嫌いになる...そんな深刻な多汗症の悩みを回りはちっとも分かってくれない。気のせいだ、緊張するなって言われても、多汗症は自分ではどうにもならないんだって!


多汗症の原因


多汗症は、自律神経が緊張側に過剰に働くことで起こります。
自律神経とは私たちの意思とは無関係に作動して内臓や血管、分泌を制御します。自律神経には、交感神経(緊張を司る神経)と副交感神経(リラックスを司る神経)の二系統があります。

交感神経が働きますと、心拍が速くなり、脳に血液が集められ、外敵やストレスに対してからだは自動的に対処しようとするのです。このため、末梢への血流が減り、手足は冷たくなります。手に汗にぎる、といいますが、この状態が過剰になってハドメが効かなくなった状態が多汗症なのです。

交感神経を遮断する多汗症の治療


そこで、多汗症の治療のために交感神経を遮断するという手術も認められるようになりました。わきの下に2ミリほどの針穴をあけ、交感神経を遮断します。縫合もなしで日帰りでできます。

この手術はETS手術と呼ばれ、多汗症の治療法としては原因である交感神経(緊張を司る神経)を断ち切るためベストにように思えます。手のひらの多汗症に特に効果的だといわれています。
ただ、この方法では手術後の代償性発汗(手術した部位の発汗が止まる代わりに胸や背中など他の部位からの発汗が増える)が生じる可能性があります。
このことをよく理解した上で、信頼できるお医者さまと事前によくご相談ください。

ボトックス注射による多汗症の治療


もともと、しわの治療に利用が始まったボトックス注射ですが、わきが・多汗症の治療にも使われるようにもなりました。これはボツリヌス菌の毒素が汗を分泌する汗腺の働きを止めるためです。効果は約4〜6ヶ月間継続します。ええ、注射で多汗症は治せるのです。

ボトックスによる多汗症の治療は、被験者の負担やリスクも少なく、多汗症の治療を考えられるときに特に注目されていい治療法だと思います。事項で詳細に解説します。

超音波による多汗症の治療


汗腺の機能を破壊する治療法です。わきの下の皮膚内に超音波治療器の小さな先端を入れて、汗腺を破壊します。傷あとも小さく、神経や血管を傷つけることもありません。
外科的な施術ですが、以前のように腋の下mの皮膚を開き、汗腺を掻きだす手術とは比較にならないほどリスクは小さくなりました。後ほど詳細に解説します。
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2.ボトックス注射による多汗症の治療

ボトックスとは、ボツリヌス菌が出す毒素(タンパク質の一種)から抽出した成分です。ボツリヌス菌自体を注射するわけではなく、その毒素が筋肉を麻痺させる効果を利用するものです。処置したい局部に注射するだけの施術です。

もともとはしわ治療に効果が絶大で、アメリカでは大ブームになっています。ボトックスという名称は薬品名で、アメリカのアラガン社が登録商標をしています。

日本では眼瞼痙攣(まぶたがピクピクする症状)に対して承認されている医薬品です。ボトックス治療をことさら怖がる必要はないでしょう。では、なぜ、ボトックス注射で多汗症が治療できるのかご説明しますので、きちんと理解して、信頼できるお医者さまとよくご相談ください。


ボトックスでなぜ多汗症が治るのか?


ボトックスには筋肉を弛緩させる作用があります。ボトックスが注入されると、筋肉を動かす神経伝達物質(アセチルコリン)が抑制され、その箇所が弛緩します。一方、汗を出すエクリン汗腺はアセチルコリンを放出します。ボトックスはこのアセチルコリンを抑制するので、エクリン汗腺が原因の多汗症に有効に作用するのです。

ボトックスの効果が継続する期間


効果は約4〜6ヶ月間継続します。注射の部位の工夫で半年以上持続したり、1回の注射で、完治してしまった患者さんの例もあります。
ボトックスは本来、一過性の治療で、4〜6ヶ月ごとに注射を続けなければなりません。それが完治してしまうのは、精神性発汗の原因である「予期不安」がなくなったからだと思われます。つまり、ボトックスにはメンタルな治療効果も期待できるということです。

ボトックス注射のリスク


副作用や後遺症はないのでしょうか?
これまで症例として報告されているのは、吐き気、倦怠感、頭痛、発熱などの発生です。1日で改善されます。
ボトックスには筋肉を弛緩させる治療であるため、元々、筋力が弱い方にもおすすめできません。子供、神経や筋肉に疾患がある人、過去にボトックスでアレルギーが生じた人などがあげられます。
妊娠中あるいは授乳中の方も受けられません。母親に対する安全性の研究が十分に行われていないためです。
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3.超音波による多汗症の治療

超音波で多汗症が治療できます。えっ?超音波で多汗症…?

超音波というのは、人間の耳には聞こえない高い周波数で振動する音波のことです20kHz(キロヘルツ)以上、つまり毎秒2万回以上で振動する音波のことです。

さて、超音波と呼ばれる音の周波数は、20KHz〜100MHzであり、超音波治療法に用いられる周波数は、0.8〜3MHzです。超音波は高いエネルギーを持つので、このように高い周波数を生体に当てると、超音波のエネルギーは熱に変わります。患部が温かくなるのです。音が持つエネルギーで患部を温熱マッサージするもの、といえます。

一般的に超音波治療により期待できる効果は、生体の新陳代謝の促進、神経繊維の刺激、鎮痛効果、病変組織の治癒などです。


超音波治療で多汗症が治療できるわけ


超音波治療では、治療したい部位の皮下組織全体に超音波を当てるだけです。これで、なぜ多汗症を治療できるのか、ちょっと不思議な気がしますね。
そのわけは、汗腺類は弾力性がなく、硬いのに対して、血管や神経はしなやかで十分な弾力性を持っているためです。

この組織の硬さの違いを利用すると、硬い汗腺類は超音波の振動エネルギーをまともに受けて破壊され、しなやかな血管や神経組織は振動エネルギーをかわすためにダメージを受けません。ただ、周波数を適切に選択し、患者の状況に合うよう調節するのにスキルを要します。

超音波治療の効果


外科手術で汗腺類を取り除く方法と異なり、超音波治療法は特別な周波数が汗腺類だけを識別し、ある治療箇所をすべて破壊させます。そのため、多汗症が再発しにくいのです。外科手術による方法では、しばしば再発がいわれますが、実は汗腺の一部が取り除けず、残ってしまうことが原因です。それほど、汗腺を掻きだす手術はデリケートで難しいのです。超音波治療では汗腺の取り残しがなく、ほぼ100%除去することが可能です。

超音波治療のリスク


切開し汗腺を掻きだす手術と比べれば、格段にリスクは低いですし、再発もしにくいです。ただ、周波数を適切に選択し、患者の状況に合うよう調節するのにスキルを要します。ですから、たくさんの症例を持ち、熟練したお医者さまがいるクリニックを選ばなければなりません。候補のクリニックをいくつか決められたら、公表されているデータを調べたり、そのクリニックを訪問してよくお医者さまと相談してください。
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